挨拶
GREETING

沖縄県立看護大学同窓会会長あいさつ

平成28年度総会開催にあたって

会長 吉川千恵子

 暑さきびしい日々が続いておりますが、会員および賛助会員の皆様方には今年も本同窓会総会にご出席いただき感謝申し上げます。

沖縄県立看護大学同窓会は、平成21年に県立看護学校同窓会と県立看護大学同窓会が統合して、今年で8年目を迎えております。会員は昭和21年に創設された病院付属看護学校および県立コザ・那覇・沖縄看護学校、県立浦添看護学校、県立看護大学などの卒業生で構成されており、会員数は平成28年3月現在約11,800人で、さまざまな背景をもった看護職者の歴史ある組織であります。なお、沖縄県立看護学校の歴史を刻む記念碑を看護大学校庭の1角に建立しておりますのでご覧ください。

さて、本同窓会の目的は「会員相互の親睦を図り大学の発展を図ると共に、沖縄県における看護の向上に寄与することを目的とする」ことであります。事業として、①在学生への支援、②同窓生の資質向上、③看護大学行事への参加、④諸団体および関係機関との連携などを行っております。平成27年度の特徴は、役員・理事の約半数が交代となり信頼関係を深めつつ、組織強化の一環として約300名の幹事の方々へ組織図を挿入した年賀状を発送いたしました。また、在学生への支援事業として学習活動支援助成を行っていますが、低調だったため、学生部長と懇談した結果、学生へのPR不足を改善、支援要項を見直し運用を弾力的に改善した結果、学生から好評を得て件数も増加しました。平成28年度の特徴は、新規事業として、沖縄県主催「第6回世界のウチナーンチュ大会」の関連事業として「世界のウチナーンチュ・ナースデー」を大会期間の10月29日に、沖縄県立看護大学、沖縄看護科学振興財団、沖縄県立看護大学同窓会、沖縄県看護協会の4団体共催で開催計画し、4者で構成する企画委員会を設立し準備を進めているところです。詳細は総会審議事項で報告し、審議していだたくことにしております。県内の看護職者・学生と世界で活躍するウチナーンチュナース・学生が交流する場、絆づくりの場となり、今後の発展につながることを期待しつつ、初めての共催事業を成功させていきましょう。

本年度の総会は、3部構成をしております。第1部は学習活動支援助成による4件のポスターセッションです。第2部は総会と特別講演を企画しました。講師は昨年県立看護大学第4代学長にご就任された嘉手苅英子先生。演題は「沖縄県立看護大学の歩み―開学から現在、そしてこれから―」です。開学18年目を迎えており時宜を得た演題で講演していただけます。第3部は記念碑参観および懇親会です。県立看護学校最後の閉校となった浦添看護学校を記念して既成の各看護学校合同記念碑に昨年12月追加刻銘しましたのでご覧いただき、引き続き懇親会を企画いたしました。

なお、昨年からの検討事項である宮古地区、八重山地区における同窓会支部設置については引き続き検討事項とし、今総会にそれぞれの地区から代表を出席していただきながら検討することにしました。

 今後とも本同窓会が発展しますよう、皆様のご指導・ご支援をお願い致します。